無理な食事制限はダメですが・・・

 

とりあえず、手っ取り早くて簡単にできるということで、大幅に食事量を減らすという無理な食事制限だけによるダイエットを始めてしまう人は多いようです。

食事制限を続ければ、確かに、最初は順調に体重が落ちていきますが、しばらくすると体重が一向に減らなくなり、体重の壁にぶつかります。

この症状は、体が少ない摂取エネルギーを感知して脂肪を溜め込もうとして「省エネモード」に切り替わったために起こります。

ダイエット法の基本中の基本は、1日当たりの総消費カロリーが総摂取カロリーを上回るという赤字収支の生活を送ることです。

ですが、大幅に摂取量を減らして、簡単に痩せられるほど人間の体は単純ではありません。

食事制限だけによるダイエット法は、省エネモードになって停滞期に入り、体重が減らないというだけでなく、ダイエットを行う上で、致命的な大問題が発生しています。

それは、これまでに体重が落ちた分の中身は、体脂肪より筋肉が多いということです。

本来、ダイエットの目的は余分な体脂肪を減らすことですが、例えば、5Kg体重が落ちたとしたら、3Kgが筋肉、2Kgが体脂肪というくらいの割合になります。

なぜ、筋肉量が減ると問題なのかというと、筋肉量が減ることで基礎代謝量が低下してしまうことです。

基礎代謝とは、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことで、一般的な人なら、1日の総消費量の約60~70%を占めています。

そして、基礎代謝に必要なエネルギーは、主に筋肉で使われるので、筋肉量が減ると自然と基礎代謝量も低下するというわけです。

1日の総消費量の60~70%も占めている基礎代謝量が低下すれば、当然、かなりの消費量が低下して痩せにくくなってしまいます。

さらに、いつまでも無理な食事制限が続くわけがないので、前の食事量に戻した途端に、消費量が低下している体は過食状態となって激太りすることになります。

これがリバウンドの仕組みです。

逆に、基礎代謝量が高ければ、1日あたりの総消費量が増えて、リバウンドしにくく、痩せやすい体になります。

これは、現在、最も効果的なダイエットの手法とされています。

食事制限はしないで、筋力トレーニングなどの無酸素運動で筋肉量をアップし、基礎代謝量を高め、それに加えてウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行えば、理想的なダイエット法になります。

しかし、食事制限はダメとは言っても、好きな物を好きなだけ食べていては、いくら運動で消費量を上げても過食状態になり、太ってしまいます。

無理な食事制限はダメですが、過食状態にならないように、ある一定の量を保てるように、しっかりと食事コントロールしなければなりません。

ですが、この食事コントロールが一番難しいかもしれません。